こんにちは、あらポタです。
この連休は幸運???にも予定がないため、久々の読書ができる時間がタップり!
書棚を見ると懐かしい本が語り掛けてきます。
書名は、
「自転車で遠くへ行きたい」米津一成
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中古価格 |
実はわたくしこの本を読んで、すっかりその気になってしまいサイクリングを始めたとっても懐かしい本なのです。
思い返せば、出会いの場所は忘れもしない代官山の蔦屋さん
たまたま立ち寄った時、ある棚の前を通り過ぎ、その時は訪れました。
他の本屋では自転車関連の書籍は、スポーツコーナーに集まっていて、技術的な本であったり、自転車のカタログ的な本がメインですよね。
蔦屋さんの本の並び方ってとっても面白くて、関連する小説やエッセイなども一緒に本棚に収まっていて、普通では出会えない本に出合うことができるんです。
そしてここで、手に取った本がこの「自転車で遠くへ行きたい」でした。
180ページ程度の文庫本で文字も少なめとちょっとした時間に読むにはちょうど良い内容でした。
そして見開きのプロローグですっかり引き込まれてしまったのです。
この本を手に取ってくれたあなたにとって、自転車でいく「遠く」はどのくらいの距離のことだろうか。・・・(中略)・・・自転車はせいぜい10キロ程度を移動するための乗り物だった。これから僕がこの本で書こうとしているのは、もう一桁上の距離の世界だ。
「そんな距離なんてとてもとても」と思うかもしれない。でもあなたがロードレーサーを手に入れたならば、50キロがたやすく走れる距離であること、100キロが手の届く距離であることにすぐに気が付くだろう。
・・・(中略)・・・
僕はロードレーサーに出会って生活が一変した。
・・・(中略)・・・
そして何より、僕の心の奥底の何かが大きく変わった。再生したといってもいい。そんな自分の体験を伝えたくて僕はペンをとった。ロングライドに興味がある人はもちろん、今、心のなかで何かが停滞していると感じている人にもこの本を読んでもらえればと思う。
自転車で遠くへ行きたい。
その「遠く」とは物理的な距離だけではない。ロードレーサーはあなたの心も「遠く」へ連れて行ってくれるはずだ。
みなさんどう思います???
これってなかなかだと思いません???
何となく毎日が、繰り返しの中で生活していた時でした。
何か遠くへ連れて行ってほしいと思っていたような、いないような。。。
中でも特に印象的だったのは、
ロングライドへの壁について。。
1つは、もうこれ以上走れないという「体力の壁」
もう一つは、とてもそんな距離をはしることができないという「心理的な壁」
この2つの壁には大きな隔たりがあり、実際には体力の壁のずっと手前に心理的な壁があることを教えてもらいました。
自転車で走り始めて、このことを思い知りました。
10キロなんて車で行く距離で、自転車ではいけないと思い込んでいました。
でも自転車に乗り始めると。。。
10キロはすぐそこという感覚にすぐ変わります。
さらに、電車で行くよりも時間が読めてとっても便利!
そして、100キロという距離も身近に感じられます。
実際には、片道が50キロ程度の距離を走ることになりますが、その時間も慣れてくると3時間あれば余裕で行ける感覚に。。。
この本に出合えたから今がある。
と思える一冊です。
是非読んでみてください!
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